システムアーキテクト試験

情報システムを総合的に設計して管理できる高度な技術を持つ人向けの資格

システムアーキテクト試験は、様々なIT関連の資格の中でも、より高度なスキルが求められるものとなっています。
クライアントのニーズや要望に基づいて、どのような方向性でシステムを構築していくかを決定して、具体的なシステムの設計を行っていきます。
包括的な業務を行うことが求められますので、特定分野に関する知識や技術があれば十分というわけではなく、幅広い範囲に亘るスキルが求められます。

こうしたことから、システムアーキテクト試験の難度は高く、平均して13パーセント程度の合格率となっています。
他の高度技術者向けの試験と比べても合格率が低くなっていますので、それだけレベルの高い試験と言うことができます。
新たにこの分野における業務を始めようとする人向けの試験というよりも、すでにこの業務に従事していて、ある程度の経験を持つ人に向いている資格試験となっています。

他の人を指導する立場に就くことを想定しているスキル

システム設計についての高度な知識と経験を持っていることが、この検定試験にパスするための条件となりますので、総合力に優れていることが不可欠です。
そして、自分自身が開発に携わるというよりも、チームをまとめて指導的な立場を取ることを想定していますので、経験の浅いエンジニアなどを指導するというスキルも求められます。
実際のシステム開発と構築においては、たくさんのエンジニアが協力して行うことになりますので、そのチームを上手にまとめて効率よく作業を進めていくことも、この分野では重要なことです。

また、クライアントと話し合いを重ね、要望にどのように応えていくかというイメージも大事ですし、必要な場面で分かりやすいアドバイスを与えることも求められます。
そのため、単に技術的な視点でスキルを身に着けるだけでなく、経営や予算組みなどの分野での知識を持っていることが重要になります。

論述式の試験も行われるので十分な準備を

このシステムアーキテクト試験は、全体を通して二日間の日程となります。
試験の半分ほどは選択式の試験ですが、論述形式の試験も実施され、応用力や総合力が試されることになります。
付け焼き刃の試験対策では受かることができませんので、十分に時間を取って試験対策をじっくりと進めるようにしましょう。

過去問の情報も細かく出ていますので、その情報を分析してどのような形で問題が出されるのかを確認して、効率よく学習を行うことが肝心です。
扱われる範囲が広いので、計画を立てて受験対策をしないと、なかなか必要な出題範囲を網羅することができなくなってしまいます。