ITパスポート

ITに関する総合的な基礎知識を証明する検定試験

ITパスポートは、ITに関する総合的な知識を問う検定試験で、特定の分野に特化したものというよりは、ITという大まかなくくりの中での基礎的かつ網羅的な知識について扱っています。
そのため、この資格を持つことで、インターネットを取り巻く環境についての理解を深めることができて、グローバル化が進んでいる世界の中で、どこででも通用するスキルを持っているということを証明できます。
広い範囲に亘って知識が問われますので、それぞれの異なる分野同士の関連性などを確認できて、今までなんとなく理解していたものが、はっきりとIT技術全体の中での役割を理解できるようになります。

様々なIT関連の検定試験がある中、手軽に受けられるということや、総合的なスキルを証明できる試験であるということもあって、かなりの数の人が今までに受験しています。
社会人はもちろんのこと、専門学校生や高校生なども積極的にこの試験を受けていて、幅広い層に支持されていることが分かります。
就職や転職に有利に働くということもあって、スキル向上のための一つのステップとしてこの試験を目標にしている人もいます。

100問の問題が出される検定試験

ITパスポートの試験は、すべて四択式の問題となっていて、全部で100問が出されます。
問題は三つの分野に分かれていて、ストテラジ系とマネジメント、テクノロジ系となっています。
それぞれの分野で25問から45問の問題が出され、テクノロジ系の問題が一番多いのが特徴です。

合格ラインは1,000点中600点となっています。
難度はそれほど高くなく、しっかりと出題範囲を網羅して準備しておけば問題なくパスできるでしょう。
過去問をしっかりと分析して傾向をチェックすることで、ある程度それぞれの年の予想が立てられますので、効率の良い試験勉強ができます。

コンピューターを使って行われる試験

このITパスポートの試験の大きな特徴は、すべてコンピューターを使って手続きや試験そのものが行われるということです。
申し込みはインターネット上ですべて行うことができますし、受験IDの取得などもオンラインですべて済みます。

試験会場に行って試験を受けることになりますが、コンピューターを使っての試験となりますので、曜日や時間に関わりなく問題を解くことができます。
夜間や土日などでも試験を受けられますので、日頃仕事などで忙しい人でも無理なく受験できるのがうれしいところです。
試験の結果は、2~3時間後にすぐに出て、やはりコンピューター上で確認できますので、とても効率が良くチャレンジしやすい検定試験となっています。

データベーススペシャリスト試験

企業活動を支えるデータベースシステムを開発して運用するスペシャリスト

高度なIT人材の中でも、特にデータベース関連の技術を持つ人のスキルを証明するための検定試験が、このデータベーススペシャリスト試験です。
企業の中でデータベースというのはとても重要な役割を果たしていて、顧客管理や商品の管理などはしっかりとしたデータベースシステムがないと成り立ちません。
膨大な情報をどのように蓄積していき、それらを安全かつ効率よく運用していくかは、システムがどのように組まれているかによります。

そのため、この重要なシステムを構築して効率よく運用するためのプランを立て、実際にその開発に携わる人のスキルを見るのがこのデータベーススペシャリスト試験となります。
企業や機関によってどのような形でデータベースシステムを作っていったら良いかは異なりますので、その目的に応じて適切な手法を選択して、システムの設計図を作ること、具体的に開発を進めていくことが重要になります。
そのため検定試験では、単にシステムに関する知識や技術があるというだけでなく、様々な事情を考慮して適切な判断ができる能力があるかどうかが見られます。

難度が高い検定試験

高度な知識と技術と共にこうした判断能力も求められるため、検定試験の難度は高く、17パーセント程度の合格率となっています。
現場での実務経験がある人でないと、なかなか試験にパスすることは難しいでしょう。
また、幅広い範囲の知識が問われるばかりでなく、最新のデータベースに関する情報を持っていることが重要になりますので、過去問の傾向を練ると共に、最新の技術にはどんなものがあり、どのようにその技術を使うことができるかを考えることも試験対策としては重要です。

さらに、運営側である企業が使いやすい形でシステムを構築するだけでなく、顧客データなどの分析を行うことも重要となりますので、システム構築とは異なる分析技術も問われます。
実際の業務の中でどのように技術を用いていけるかが重要なポイントとなりますので、実地の業務も一つの試験対策となります。

選択肢と記述式の問題が出される二日間の試験

試験の範囲が広いため、四つの課程に分かれて試験が実施されます。
四択式の問題と記述式の問題とがあり、合計で2日間に及びます。

記述式の問題では、具体的にどのようにシステムを構築していくべきかという実践的な内容が扱われますので、いろいろな問題を事前に解いて、この形式に慣れておくと良いでしょう。
試験時間も長いので、集中力を保てるような心構えも試験対策として重要なポイントとなります。
しっかりとした準備をして、合格を目指しましょう。

プロジェクトマネージャ

プロジェクトの責任者としてのスキルを証明するための検定試験

プロジェクトマネージャ検定試験は、ITシステムを開発するにあたって組まれるプロジェクトをまとめる責任者としてのスキルを証明するためのものです。
企業内でのシステム構築など大規模なものとなるプロジェクトは、何人ものエンジニアが必要となりますし、プロジェクトを進めるにあたっては、全体的な流れを決めてその後にそれぞれの工程における細かな作業や、エンジニアごとの分担などを行っていく必要があります。
その点で、単に技術力があってプログラムができるというエンジニアだけでなく、全体の流れを把握して、適切な進行を監督できる管理職としての役割が必要となってきます。

その役割を担うのがプロジェクトマネージャであり、豊富な経験と全体を見通す目が求められます。
プロジェクトマネージャの采配次第で、プロジェクトの成否がかかっていますので、とても責任が重い仕事だと言えます。
こうしたことから、十分な知識と経験、能力を持っているかどうかを客観的に判断するための資格として、このプロジェクトマネージャ検定試験が生まれたのです。

プロジェクトのプランニングから検証まですべてを行えるかどうか

プロジェクトマネージャ検定試験は、プロジェクトの立ち上げからシステム開発の現場の監督、そしてプロジェクト終了後の検証まで、すべてを通して行えるスキルを持っているかどうかを問うものです。
そのため、企業などが求めるシステムの概要を聴いて、具体的にどんな内容のシステムにするか、どのような流れで開発を進めていくかなどを、企業の責任者と話し合いながら決めていくことができるかなどの能力も試されます。

また、プロジェクトチームの中で適切な作業分担を行い、予算や工程の遂行状況などを管理して、計画通りにプロジェクトが進行しているかを見る力も必要となります。
単なる技術者としてだけでなく、管理職としての能力があるかどうかも見られますので、総合的なスキルを持っていないと試験にパスすることはできません。
そして、プロジェクトが終わった後も細かなチェックを行い、求められる通りにシステムを作ることができたかどうかを分析することも必要となります。

難度は高く高度なスキルを証明するものとなる

このように、プロジェクトマネージャ検定試験は他のIT関連試験とは多少毛色が異なり、技術的な視点だけでなく管理者としての能力を持っているかどうかを見られます。
そのため難度が高く、合格率も高くはありません。

試験は二日間に亘って実施されて、四択式問題、記述式、論述式の問題が出されることになります。
総合的な判断力が求められますので、実地での訓練が物を言うことになります。