IT業界に求められている人材とは

IT業界が必要とする人材

IT業界に就職、または転職したいと考えているのであれば、まず自分がこの業界にとって適切な人材であるのか?ということについてかんがえるひつようがあります。
ITバブル時代であれば最低限の知識があれば採用される、という状況でしたが、市場が成熟してきたことによってより高度な人材を求めるように変化してきました。
では、実際に「今」求められているのがどんな人材なのか、ということを紹介します。

まず最初に、何と言ってもIT業界で必要となる専門知識を高度に持っている人です。
ここで重要なのは、プログラマならプログラムだけ、デザイナーならデザインだけではなく、IT業界全体の仕事についてある程度精通している、ということです。
というのも、IT業界の仕事というのは独立しているわけではなく、一つ一つが横につながっているためです。
自分の分野だけではなく、他の分野についても一定以上の知識を持っていることで、格段に人材としての価値が上がります。

また、IT業界以外においても知識を持っていることはメリットとなります。
例えば元金融業界や医療業界に務めていて、内情を知っている、というようなケースです。
それぞれの業界によって違う、「求められること」を理解出来る可能性が高く、クライアントとの間で情報の齟齬が発生しにくくなります。
全体のデザインを考える際の要員となることが出来るでしょう。

さらに、IT業界内における何かしらの「専門分野」を持っていることもポイントです。
上記では1つだけではなく全体について精通していることが重要であると述べましたが、これは「1つマスターしている上で」のことです。
この1つの武器がなければ、そもそも人材としての需要がありません。

この他には、コミュニケーション能力に長けている、ということも挙げられます。
IT業というと技術屋で、技術があれば大丈夫というイメージを受けがちですが、実際には自社内、あるいはクライアントとの間でコミュニケーションをとる必要があります。
これが適切に行えているかどうかで、仕事全体にも影響が及びます。
これと同じように、リーダーシップを取ることが出来る人材、というのも重要な要素となります。

役立つ資格

IT業を目指すのであれば、自分の専門とする分野に関する資格を取得し、自分の実力を示すことが出来るようになっておくことが重要です。
そこでここでは、実際にIT業界就職に活用することが出来る資格を3つ紹介します。

1つ目として紹介するのはマイクロソフトMCSEです。
Windowsの開発販売で知られるマイクロソフトが認定しているシステムエンジニアの資格で、その最上位ランクとなります。
この試験には受験条件があり、システムの計画・保守・管理などに関わった経験があることなどが求められます。
すぐに取得することは難しいながら、持っていると技術を確実に示すことが出来る資格です。

2つ目として紹介するのはシスコです。
シスコシステムズによって行われているネットワークエンジニアリングの資格で、スペシャリスト資格となります。
最上位ランクはCCIEという名前で呼ばれており、これとは別にCCNAと呼ばれる資格もあります。
いずれもネットワークエンジニアを目指すのであれば効果的な資格となります。

3つ目に紹介するのはオラクルマスターです。
オラクル社製品に関する知識や技術を問うもので、サーバー構築やデータベース構築などに関するものとなります。
ランクはブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4段階で、プラチナは非常に高度な資格となっています。
プラチナの場合には試験に合格した上で研修を受ける必要があり、総額で30万円弱必要となっているため、会社の補助が受けられるかどうかなどを確認しておきましょう。

モバイルファーストについて考える

モバイルファーストとは?

IT業界に置いてはよく聞くようになったものの、まだその他の業界ではそれほど認知されていない言葉かもしれません。
ここではそんな言葉「モバイルファースト」について考えます。
聞いたことがなくとも、なんとなく語感から言わんとしていることは伝わるでしょうか?

モバイルファーストというのは、ウェブサイトやソフトウェアの開発を行う際に、パソコンではなくスマートフォンのような携帯端末向けのものを先に考える、というものです。
パソコン用のものがモバイルでも使える、というのではなく、モバイル用のものがパソコンでも使える、というような環境にすることを指しています。
スマートフォン普及以前のウェブサイトを携帯電話から開いたことがある人ならば、誰もが「使いにくさ」を感じたことがあるでしょう。
この当時のウェブサイトというのはあくまでもパソコンファーストであり、モバイルセカンド(これは造語ですが)であったということです。

この言葉はIT業界の第一人者の1人であるルーク・ウロブルスキー氏の著書「MOBILE FIRST」で提唱されて広がってきました。
では、こうすることによってどのようなメリットがあるのでしょうか?

メリットはなにか

では、モバイルファーストがもたらすメリットについて考えていきましょう。
まず最初に挙げることが出来るのが、「イノベーション」です。
パソコンのメリットが「なんでもできる」ということであったのに対して、スマートフォンのメリットは「いつでも使える」ことであるといえるでしょう。
ここに目的の違いがあり、ターゲットとするものに違いが生じることになります。

より多くの人の目に触れ、使ってもらえるのはどちらかということを考えると、やはりいつでも、すぐにでも手に取ることが出来るスマートフォンでしょう。
こちらを優先にすることによって、より多くのユーザーを獲得することができる、というのがモバイルファーストによるイノベーションの考え方です。
ただ、これについて重要なのは、あくまでも「モバイルシフト」を行うことではなく、ユーザーの視点に立った考え方ができるようになること、と「MOBILE FIRST」には記されています。

では、実際にこのモバイルファーストが実践された例としてどのようなものがあるのかを紹介します。
実際の会社名については伏せますが、マーケティング戦術としてこれを利用しているケースが見られます。
メールマガジンなどを使ってお得な情報を送信し、それを元にして来てくれた人の集計を行うことによって集客と客層分析を同時に行う、というものです。
さらに店舗検索機能などを簡単にしておくことで、お得な情報から直接「行きたい」と思わせる事ができるようになっています。

他には、モバイルを使うことによって手続きを簡略化出来る、というような使われ方がされている場合もあります。
ある航空会社では、パソコンからの購入ならば10分以上掛かる手続きが、スマートフォンからなら10分掛からずに完了するような設計がなされるようになりました。
これはスマートフォンというモバイル端末が持っている「不便さ」が関係しています。

というのも、パソコンから閲覧をする場合、じっくりゆっくり見ても問題がありません。
しかし、スマートフォンからの場合、充電の都合があったり、画面が小さくて長く見続けているのが疲れたり、というような理由で、スピーディに利用を済ませてしまう人が多いということです。
判断に必要な時間を減らすことは、単純に利用者を増やすことにも繋がります。
そして同時に、不便どころか便利だと感じさせることができる一石二鳥の戦術です。

では、実際にモバイルファーストを実践しようとする場合、どのようなことに気を付けるべきなのでしょうか?
何より重要なのは前述の通り、ユーザーの視点に立つことです。
これを考える際には、モバイル端末の持っているメリットとデメリットについて理解して置かなければなりません。

メリットとしては、モバイル自体が持っている機能を利用出来る、ということです。
例えばコンパス機能やGPS機能などを使い位置情報を利用出来る、ということや、マイクとスピーカーがあるために、音声入力や音声出力を利用することが出来る、ということです。
これらを効果的に利用すると、モバイルでしか出来ない、パソコンにはない便利なシステムを構築することができます。

逆にデメリットとなるのは、モバイル自体のユーザーインターフェースの問題です。
まずスクリーンサイズはパソコンよりも小さくなるため、綺麗な映像などを取り入れても惹きつける事はあまり出来ません。
同時に、パフォーマンス(スペック)もパソコンよりも低いため、サイトとして出来ることにも制約があります。
そして、同じ端末でも、人によって使うタイミングが違っている、ということについても理解して考えておく必要があります。

プログラミングを学ぶメリット

プログラミングという世界

IT業界で仕事をするにあたって、特にニーズの高い技術であるのが「プログラミング」です。
一部の職業は、これがなければそもそも仕事にならないというほどのキーストーンテクノロジーであると言って良いでしょう。
一口にプログラミングといってもその種類は多岐にわたっており、それぞれ得意としていることが違っています。

プログラミング言語の特徴については下記サイトも参考としてみてください、詳しく紹介されています。
>>Javaプログラミング講座
ただ、実際にこのプログラミングを仕事とするのでなければ、プログラミングを学ぶことにメリットはないと考えている人が多いのではないでしょうか。

確かに、この世の中の全員がプログラミングを学ぶべきものかといえばそうではありません。
しかし、ある一定の人はこのプログラミング自体を仕事としなくても、プログラミングを学ぶ価値があるだろうと考えています。

では、プログラミングを学ぶことによってどのようなメリットがあると考えられるのでしょうか?
そして、どのような人がこのメリットを持っていると有利だと考えられるのでしょうか?

プログラミングから得られること

プログラミングを学ぶことによって得られることに論理的思考力が挙げられます。
プログラミングというのは、こちらの命令の通りにしか動きません。

この命令文をいかに組み合わせて狙ったとおりの挙動にするのか、というのがプログラミングの本質です。
例外的動作を行なった時にエラーを起こさないように、デバッグをすることもまたこの作業において重要なポイント。
その仕事内容はさながらパズルのようです。

プログラミングを成功させるためには、段階的、かつ総合的な視点を持っていなければなりません。
一つ一つ積み上げていかなければ動くことはなく、同時に全体として完成像を想像出来るような力が求められるでしょう。
この2つは経営者としても必要な論理的思考力を鍛えることに繋がっていくはず。

また、プログラムが持っている意味がわかることで、どんなことに本質があるのかを見極める事ができるようになります。
例えば、メモリからデータを持ってくる作業、計算を行う作業など、それぞれに意味があり、1つでも欠けると正しいコードになりません。

しっかりとした知識を持っていなければ、手間が増えるほか、予期せぬエラーを引き起こす可能性があります。
最終的に目指しているものはなにか、欠かすことが出来ないものはなにか、を冷静に見極めるスキルが必要になるでしょう。

では、どんな人がプログラミングを学んで大きな恩恵を得ることができるのか。
上記で多少触れましたが、経営者のように全体像を描き、その上で個別の像を描く必要がある人にとってプログラミングは大きな助けとなることでしょう。
もちろん、プログラミングを仕事としないものの、パソコンを使う事が多い人であればそれだけでも役に立ちます。

ただ、何より重要なのは「興味が持てる人」です。
こういったメリットがあると分かっていたとしても、全く興味が沸かないのであればやり始めても苦痛に感じてしまうだけで、学ぶべきことが吸収できないでしょう。
好きこそものの上手なれ、1つの適材適所だとかんがえるのが適切です。