おすすめビジネス書5選

奥深いビジネス書の世界

世の中には「ビジネス書」とよばれるものが大量に存在しています。
当然ではありますが、これらをすべて読むことは時間を考えても不可能ですし、そうすることが有益だとも言えません。

ビジネス書というのはまさに玉石混交であり、ある本では肯定されていることが他の本では否定してあり、逆に否定してあったものが肯定されていることもあります。
ビジネス書を読んだことがある人はよくわかることだと思いますが、読んだことがない人はイメージが沸きづらいかもしれません。
おすすめのビジネス書を19冊も掲載しているサイトがありましたので、ご参考までに紹介しておきます。
>>markelog

とはいっても、19冊も読んでいられないという人が多いはず。
そこで、実際に読んで役に立つと考えられるビジネス書を5冊抜粋して紹介していきます。
奥深いビジネス書の世界を少し覗いてみましょう。

オススメの5冊

ビジネス書としては驚異的な売上を果たしたビジネス書である「トマ・ピケティ」著『21世紀の資本』。
この本は、資本主義をひた走ってきた人類がこのまま資本主義の道を走り続けても良いのか、ということに警鐘を鳴らすものです。

所得格差が起こると、どのような問題が発生するのか、そしてそれを解決するためにはどうするべきなのかが明確に示されています。
ただ、この本の中で示されている格差解決の方策というのは、「全世界が同時に大胆な格差是正政策を取る」というもので、現実的といえるレベルのものではないのは事実。

共産主義的であるという批判も一定数存在しているので、そのことは理解しつつ読み進める必要があるでしょう。
いずれにせよ、今後の成長と経済を考える上で、経営者にとって重要な一冊と言えます。

2冊目に紹介するのは、「ロバートキヨサキ」著『金持ち父さん貧乏父さん』です。
一見すると絵本のタイトルのようですが、内容は「どのようにして利益を上げるのか」を取り上げたビジネス書となっています。
資産を得るためにはいくつかのポイントがあり、それを抑えているかどうかによって結果が違ってくる、ということを示しています。
特に重要だと思われるのが「目先の利益」ではなく「大局を見据える」ことが重要だとのこと。

これは経営においても当然言えることでしょう。
刹那的な商売は確かに儲かりやすいものの、長くは続きません。
本当の意味で会社を大きくさせたいならば、長期的な視点が必要になるのです。

3冊目として紹介するのは、「ダン・S・ケネディ」著『世界一シビアな社長力養成講座』です。
経営者として、どのようなことを求めるべきなのかをシビアな視点から示しているもの。
この本はあくまでも、経営者が利益を得る上での「最適解」が何かを道しるべとして提案しています。
人によっては読むだけで気分が悪くなってしまうような内容かもしれません。

しかし、経営者は時には感情を捨てて、会社の存続と繁栄のための選択肢を取らなければならないこともあります。
そういった事態のことを見つめなおし、いざというときにどうするのか、考えるための一冊として有用です。
もちろんすべてをこの通りにするべきだ、という本ではありません。

4冊目として紹介するのは、「きたみりゅうじ」著『フリーランスを代表して申告と節税について教わってきました。』です。
ビジネスというと会社経営のようなものを想像する人が多いものの、実際には自営業や個人事業主のような、小規模ビジネスも選択肢となります。

この場合、特に不安になりやすいのが確定申告。
正しく申告を行わなければ、脱税だと思われてしまう可能性もあり、慣れない内はドキドキしながら行うことになるでしょう。
ただ、慣れてくると、どうすると効果的な申告が出来るのかを考えるようになってきます。

この本ではそんな個人による確定申告の方法や、どうすれば税金を節約出来るのかについて記しています。
初めての人でも分かりやすい構成となっている、やさしいビジネス書です。

最後の一冊として紹介するのは『孫子』です。
御存知の通り、この本は古代中国の戦略家である孫子によって記されたもので、基本的には軍事的な内容となっています。
しかし、この中には組織を動かすための方法の参考となるようなことも記されています。

例の1つとして、実際に孫氏が行なったとされる組織統制の方法があります。
王に「女中たちに軍事演習を付けてみてくれ」と言われた孫子は、実際に演習を行うものの、女中たちは真面目にやろうとしません。
そこで孫子は、女中たちをいくつかのグループに分けて再度演習を行い、正しく統制が取れなかったグループのリーダーを斬り捨てるという方法とりました。

こうすることですべてのグループが引き締まり、一転して真面目な演習が行えるようになったというもの。
この際、王が斬ったのは一番気に入っていた女中であったのもポイントとなっています。
もちろんこれは現代で行える方策ではありませんが、経営集団を統制するためにはどんな方法があるか、ライバル会社に負けないためにはどんな戦略があるか、をしっかりと学べる内容になっているでしょう。

外国人雇用の現状

グローバルの波

インターネットの登場などにより、世界の経済というのは「一体化」しました。
もちろんかつても一つ一つの国が独立したものではなく、それぞれの関係性によって経済というのは回っていました。
1929年の世界恐慌が世界中に影響を及ぼし、世界大戦にまで至ったことはその証左と言えるでしょう。
しかし、現在の経済一体化はそれ以上の状況に達しつつあり、ついに「労働力」を外国に求めるような時代が訪れつつあります。

これは、今までのように、現地工場で現地住民に仕事をさせることでコストダウンをさせる、というものとは一線を画しています。
もちろんある程度の水準に達している人材である、ということは前提としつつも、日本国内における仕事で、外国人の労働力を取り入れる、という意味です。
これまでもある程度進められてきたこの政策は、今後加速していくことが考えられます。
その背景にある日本の深刻な問題が「少子高齢化」です。

2020年にはじわじわと人口が減少に転じると予測されており、その通りであれば今後労働人口も当然減っていきます。
同じ経済状態を維持し続けることは、国内だけでは不可能になっていくわけです。
こうなった時、経済水準を維持するためには、別の労働力が必要となることになり、それが外国人である可能性が十分ある、ということになります。

ただ、日本はこの外国人採用に関して、他国と比べてハードルがあります。
というのも、日本人は英語ができないことです。
もちろん全員が全く出来ないというわけではありませんが、少なくともビジネスで実用レベルの英語を扱うことが出来る、ということになるとその数はかなり限られてくることでしょう。
当然、この中で仕事をする外国人は、日本語をしっかりマスターしている必要があるわけです。

外国人受け入れの問題

この他にも、外国人受け入れの問題点というのは多く存在しています。
日本ではまだその波は訪れていませんが、ヨーロッパ各国では「移民問題」というものが頻繁に噴出するようになりました。
世界的な不景気に陥ったことによって、ただでさえ少ない国内の労働環境を移民である外国人に奪われてしまうことで、自国民が損をしてしまうという現象です。
これが顕在化すると、外国人排斥の動きが活性化したり、それに対抗する形で移民による犯罪に発展するなど、治安悪化などの問題を引き起こす可能性は十分にあります。

日本には今でも「不法就労」「不法滞在」に対する問題が存在しています。
外国人を正しく受け入れ、お互いにとって良い環境を作るためにも、しっかりとしたルール整備をして、曖昧な部分がないようにすることが求められます。
安心して外国人を雇用出来るようにならなければ、やはり経営者からしても判断しにくいと言えるでしょう。

人事をやっていて良かったと思う事

人事の喜び

「人事部の苦労」の記事では、まるで人事が厳しいだけの部署のような書き方をしました。
ただ、誤解しないで頂きたいのは、人事部として仕事をすることにも当然喜びがあり、後になって思い出すと良い仕事だった、と思えることも多いということです。
そこでここでは、実際に人事をやっていた人の「良かった」を紹介します。

まず1つ目として紹介するのは「自分が育てた人材の将来が見られる」ことです。
「人事部の苦労」でも書いたとおり、育成というのは根気強く、気の長い仕事です。
直ぐに効果が出るようなことは、あまりありません。

それでも、長く時間を掛けて育成した社員が、気付けば一人前になり、次の世代を担う人材になっていくことを見られるのは、人事の特権です。
ダメな子ほど可愛い、とよく言うもので、育成当初が上手くいかなかった社員が成長しているのを見る姿は他の仕事では味わえないものとなるでしょう。
自分の教育次第によって会社の将来が決まるという、経営陣とはまた違った方向性の責任ある仕事である、ということも人事の面白みだ、という声もありました。

この他では、いろいろな話を聞くことが出来る、ということをメリットに上げている人もいました。
人事は面接や人材評価など、様々なタイミングで人と話をします。
新入社員のようにまだまっさらな人の声を聞くこともあれば、転職採用で他の仕事をしてきた人の声を聞くこともあります。
こうした、他の仕事では出来ないような交流が出来る、ということが人事の楽しみの1つだ、ということです。

正解のない仕事

人事のやりがいとして、考えさせる声が1つありました。
それは「正解がない仕事である」ということです。
人事というのは文字通り、人を扱う仕事です。
十人十色というように、人にはそれぞれ考え方があり、これまで生きてきた時間があり、そして将来に見据えるビジョンがあります。

こういった人を扱うものである以上、そこに確固たる正解というのはありません。
正解が分からないからこそ、どうするべきかを常に考えていかなければなりません。
人事の難しい点は、「正解はない」ものの「失敗はある」ということです。
終ってみて初めて「ああ、正解だった」と思えるのであれば、その仕事は正解だったといえるでしょう。