プロジェクトマネージャ

プロジェクトの責任者としてのスキルを証明するための検定試験

プロジェクトマネージャ検定試験は、ITシステムを開発するにあたって組まれるプロジェクトをまとめる責任者としてのスキルを証明するためのものです。
企業内でのシステム構築など大規模なものとなるプロジェクトは、何人ものエンジニアが必要となりますし、プロジェクトを進めるにあたっては、全体的な流れを決めてその後にそれぞれの工程における細かな作業や、エンジニアごとの分担などを行っていく必要があります。
その点で、単に技術力があってプログラムができるというエンジニアだけでなく、全体の流れを把握して、適切な進行を監督できる管理職としての役割が必要となってきます。

その役割を担うのがプロジェクトマネージャであり、豊富な経験と全体を見通す目が求められます。
プロジェクトマネージャの采配次第で、プロジェクトの成否がかかっていますので、とても責任が重い仕事だと言えます。
こうしたことから、十分な知識と経験、能力を持っているかどうかを客観的に判断するための資格として、このプロジェクトマネージャ検定試験が生まれたのです。

プロジェクトのプランニングから検証まですべてを行えるかどうか

プロジェクトマネージャ検定試験は、プロジェクトの立ち上げからシステム開発の現場の監督、そしてプロジェクト終了後の検証まで、すべてを通して行えるスキルを持っているかどうかを問うものです。
そのため、企業などが求めるシステムの概要を聴いて、具体的にどんな内容のシステムにするか、どのような流れで開発を進めていくかなどを、企業の責任者と話し合いながら決めていくことができるかなどの能力も試されます。

また、プロジェクトチームの中で適切な作業分担を行い、予算や工程の遂行状況などを管理して、計画通りにプロジェクトが進行しているかを見る力も必要となります。
単なる技術者としてだけでなく、管理職としての能力があるかどうかも見られますので、総合的なスキルを持っていないと試験にパスすることはできません。
そして、プロジェクトが終わった後も細かなチェックを行い、求められる通りにシステムを作ることができたかどうかを分析することも必要となります。

難度は高く高度なスキルを証明するものとなる

このように、プロジェクトマネージャ検定試験は他のIT関連試験とは多少毛色が異なり、技術的な視点だけでなく管理者としての能力を持っているかどうかを見られます。
そのため難度が高く、合格率も高くはありません。

試験は二日間に亘って実施されて、四択式問題、記述式、論述式の問題が出されることになります。
総合的な判断力が求められますので、実地での訓練が物を言うことになります。

情報セキュリティスペシャリスト試験

ニーズが高まっているIT分野のスキルを問う検定試験

IT関連の技術は日進月歩ですので、常に新しい技術、よりレベルの高い技術を持つエンジニアが求められています。
その中でも、この情報セキュリティスペシャリスト試験は注目の検定試験ということができます。
というのも、世界中でインターネット環境が普通のものとなっている今日では、この技術を悪用してサイバー犯罪が発生するケースが多くなっているからです。

使いやすいネットワーク環境を構築するだけでなく、その環境を安全なものとして、安心して企業活動を続けられるようにする必要があります。
しかし、サイバー犯罪をする人たちも、その技術やアイディアを次々と生み出していますので、それに対抗するためには、かなり高度な技術を持っている必要があります。
そのため、情報セキュリティスペシャリスト試験では、確実にネットワークの安全性を確保できる人材としての評価を行い、様々なケースに対応して、確実な環境を構築できることを補償するものとなっています。

この分野における経験も求められる資格

サイバー攻撃は様々な形を採って行われますし、それぞれの企業や団体のネットワーク環境は異なるシステムを持っています。
そのため、情報セキュリティスペシャリストとして、単にセキュリティーに関する高度な知識を持っているというだけでなく、それぞれの環境に合わせてどのようにシステムを構築できるかを判断して、適切な手法を選択できるということが求められます。
検定試験でも、その点が重視され、より実践的な技術を持っているかどうかが問われます。

さらに、セキュリティー対策に関する技術や知識を持っているということだけでなく、この分野における法的な基礎知識も持っているかどうかということも問題となります。
セキュリティーに関するかなり広い範囲に亘るスキルが試されますので、試験対策はどの分野も漏らすことなく、きちんとどの分野も網羅することが必要です。
こうしたことから、この情報セキュリティスペシャリスト試験の難度は高く、単に資格を取りたいから学習をするという人では取ることはできず、現場での実践を積んでいる人向けのものとなっています。

四択と記述式の問題が出される

この情報セキュリティスペシャリスト試験は、全体で二日間に及び、40分から120分までの試験日程が組まれています。
それぞれの日程の中で、30問の四択式の問題と、2問から3問の記述式の問題が出されることになります。
どの問題も難度が高いものですが、特に記述式の問題については、様々な分野の知識と判断力が問われる複雑なものですので、総合的な力を身に着けないと合格はおぼつきません。

ネットワークスペシャリスト試験

ネットワーク技術に特化したIT技術試験

IT関連の技術試験はかなりの種類がありますが、このネットワークスペシャリスト試験は、ネットワーク関連技術に特化した検定試験です。
もちろん、プログラム言語などの情報処理技術についての基礎的な技術は共通して必要となりますが、あくまでどのように効率よく、かつ安全なネットワーク環境を構築できるかということを主眼とした検定試験となっています。

企業や様々な機関ではITネットワークを構築する必要がありますが、それぞれの団体でネットワークを利用する目的が異なりますし、必要とされるサービスも千差万別です。
さらに、セキュリティーのレベルや使用される規模なども異なりますので、それぞれの現場においてエンジニアが適切な判断を行い、どのようなネットワークを作り上げるかを考えなくてはなりません。
そこで、このネットワークスペシャリスト試験では、単に総合的な技術を持っているということではなく、それぞれの状況に合わせて必要なネットワーク環境というのはどのようなものかを判断して、実際に構築できるエンジニアなのかどうかを問うものとなっています。

ネットワークの構築を完結できる技術が求められる

ネットワーク技術に関する検定試験はいくつかありますが、この検定はあくまでその分野のスペシャリストとしての証明を与えるものです。
そのため、ネットワーク構築の特定の部分を担当できるという限定的なスキルではなく、それぞれの企業の要望に応じて最適なサービスを選んだり、具体的な設計ができたりすること、さらには通信業者などの関連する技術者を活用して、構築そのものを行えることが求められます。
ネットワーク環境構築の最初の段階から携わり、そのプロジェクトを完結できるスキルを持っているのが、スペシャリストなのです。

こうした高い基準が求められていることから、このネットワークスペシャリスト試験の難度は高く、しっかりとした実務経験を持っている人でないとパスするのは難しいでしょう。
逆に言うと、この検定試験をパスすることができれば、文句のつけようがないエンジニアとして評価されることになり、様々な現場での活躍が期待されることになります。

かなり出題範囲も広い

ネットワークスペシャリスト試験のレベルは高いので、試験もかなり長時間に及びます。
通算して二日間の試験となり、選択式の問題と記述式の問題が出されます。

出題数自体はそれほど多くありませんが、一つ一つの問題が複合的な知識や技術を問うものですので、範囲がとても広いのが特徴です。
時間をしっかりと取って、試験のための準備を早めに始めて、範囲を網羅できるようにしておきましょう。